ムラタヤ美術館

刀剣雑学記

美術といえば、私たちは何を思い出すでしょうか。たいていの人は絵画や陶磁器を思い出すでしょう。

しかし、美術というものはもっと幅が広いのです。例えば家具等の日常的に使うものでも美は存在し、

それを表現しようとします。

このように、人はあらゆるものの中に美を見出し、そして人はそれを表現します。

これを美術といいます。

この多様ともいえる美術の中から、今回は日本刀を取り上げました。

日本刀と聞くと、人を切るもの、武器という捉え方をする方もいるでしょう。

確かに日本刀は世界で最も「斬る」ということに優れた武器といわれます。

また、実用的な武器でもあります。

しかし、実用的なものは機能美と呼ばれる美を持っています。

そして、日本刀はこの機能美と、作り手・持ち手の美意識である装飾美を

同時に持ち合わせた素晴らしい美術品なのです。

ただ、現在の日本において刀剣は昔ほど身近なものではなく、

その美術を理解するのに必要な知識をほとんどの人は持っていません。

たとえ持っていたとしても、大まかな知識、例えば正宗や村正などという巨匠の名前は知っていても、

各流派の特色や刃紋の名前など細かな知識を知っている人はほとんどいません。

そのため、日本刀の美は一部の愛好家しか理解できないと思われています。

また日本刀の歴史も多くの人が知りません。

しかし、美術とは見て「美しい」と感じることから始まります。

そしてそのものに関する知識を知っておくと新たな発見や感動が得られるでしょう。

ここではその歴史や知識、そのほか日本刀に関する様々な事柄を載せております。

このページから美術への更なる理解を深めていただければ幸いです。
	


ムラタヤ美術館館長 村田屋十代目
加藤 榮助

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